ベビーブーム真っただ中の私の学生時代は公立高校を第一志望とする生徒がほぼ全てで私立高校は完全に滑り止め。そういう時代に育ちました。おそらくそういう時代に育った保護者の方は私立高校に「滑り止め」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。でも私立高校の先生とお話しする機会は多いのですが皆さん、情熱をもって教育に取り組んでいてもはや滑り止めではないなというのが私が私立にもつ印象です。
でも私立はやはり意外とお金がかかります。それは今も昔も変わりません。そこで私立無償化という言葉が出てきて、経済面でも私立は公立高校に劣らないと考える方もいらっしゃるかと思います。経済的な違いが無いのであれば単純に教育内容で比べるべきかと・・・と考える前に注意が必要です。やっぱり私立高校はお金がけっこうかかります。無償化は授業料レベルの話で、北海道からも補助が出る場合もあるかもしれませんが、制服だ、設備費だ、いろいろかかると思います。上の子が私立に行って、下の子が公立に言った場合「公立ってお金かからないね」と感想を持たれることが多いそうです。私立高校が完全に無料になるというわけではないのでご注意。でも以前よりは学習しやすい環境になっているのは間違いないです。
今は約10%の子が通信制に通っているそうです。学校に通うという常識と思ったスタイルも変わりつつあります。
札幌大通高校のような定時制の高校も人気が出てきていますね。倍率も1.8倍ぐらいになることもあります。札幌エリート塾からも大通高校に進学した生徒がいまして学ぶスタイルも増えているのだなと感じています。
教育の中心は公立高校であるべきだと思います。やはり「公」の教育ですから国の将来を見据えて教育カリキュラムを作ってほしいです。私立の方が良い教育してくれそう・・・って国として危ないと思うんですよね。
ですが公立は利益を求める学校ではないので無理にそういうことを発信していないだけかもしれません。ですが最近は教員を希望する人が減っているという事実もあります。無償化のようにお金を使うのであれば学校の設備や先生の待遇に使ってあげたほうが良いのではないかとも思ったりします。
4月に入り北海道学力コンクールも実施されています。第一回の道コンが行われると新しい年度が始まるという気持ちになってきますね。