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道コンの社会

道コンの社会はその中に面白いところ突いてくるな~という問題が難問もありまして。問題を見ていると感心することが多いです。

今の受験生は「考える力」を求められているので用語を知っていればなんとかなった私たちより難しい勉強をしていると思っています。でも私はそう言うことを教えるのが大好きです。たとえば鎌倉幕府の場所を答えさせる問題があります。私が中学生の頃、鎌倉幕府は今の神奈川県なので平安、室町などとはまったく違う場所にあるということをそんなに意識しませんでした。でも、そういうことをしっかり理解しておくと「鎌倉幕府―六波羅探題」「室町幕府ー鎌倉府」などのお役所の意味もわかってくるというものです。

いきなりサンディエゴの雨温図について出題されていましたが、機械的な暗記だけしている人は「夏より冬のほうが気温が高い」などというわけのわかならい記述をしてしまうものです。

歴史の問題で55年体制という語は覚えていると思いますが、それがどのようなものか。そして「55年体制が終わる」とは政治体制がどのようなものになったのか。消去法で一撃でたどりつけるあきらかな選択肢にせざるを得ないところはありますが、面白い聞き方だと思います。

私は社会は理解度を深められるかどうか、どの教科よりも先生の技量が求められると思っております。社会には歴史はもちろん地理にも公民にもストーリーがあり、そこで語句の暗記とともにその由来や似たものの違いを理解することができます。上位校を受ける子でも「アパルトヘイト」と「白豪主義」の違い。露天掘りのメリット、執権と管領の違い。なぜ室町幕府は地方への権限が弱かったのか。など説明できないものです。そういうことろをとらえて授業をするには全体像を把握し、なおかつ生徒が気づいていないところがどこかわかる先生がそこをふまえた授業をできるということになります。社会が単なる暗記科目でなくなった今、教える先生の力量が問われる科目になっています。

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