国語の読解方法はいくつかありますが、そもそも生徒の中には「読んだらわかるでしょ」は通用せず、「読んでもわからない」という子が一定数存在します。
今回の道コンで文学的文章が出ていまして解答解説も配られますが、今回の道コン国語でいうと45点以下、SSでいうと40を切るような子はそもそも読んでもわかっていないのだと思います。よく言われる「字面だけを追う」読み方になっていて、意味を理解して読んでいるわけではない読み方です。登場人物の動作などどこまで理解しているかは人それぞれかとは思いますが、私たち教師にとっては「ここにこういう表現があるから」という考えが、読んでいる最中にできない子です。
そういう子は文章の意味を理解できないので、他の教科にも影響が出るはずです。逆に言うと国語が得意な子は他の教科も伸びる可能性を秘めています。他の教科の内容を論理的に考えて頭の中に入れることができるので。
この話題についてはいろいろな塾の方がブログを書いています。
①文字を認識できない。
②言葉の意味がわからない
③集中して読むことができない。読んでいる途中で気が散る
またこのような状態の子が難しいのは、授業で「説明的文章」であれば「文章の話題は〇〇です」。「ここで筆者は〇〇について~と述べています」とテーマに沿った読解をしてもついてこれないということが多いです。眼だけでなく耳からの情報も処理能力が劣っているケースがあります。
私は文章は短くてもいいし、解く問はひとつだけでもいいので集中して読んで解くことを毎日行うことだと思っています。まずは自分のペースでいいから書かれてあることを理解すること。問で聞かれていることを理解し、聞かれたことに答えるということに集中することだと思うのです。
実は私もそのような状態に陥ったことが何度かあります。それはどのような時かというと
①しばらく文章題から離れていた時
②入試で緊張した時
私はわりと国語を得意としていたので試験のとき2~3週ぐらい国語から離れたことがあります。そこで自信を持っていた国語の文章読解。しかしいくら読んでも頭の中に筆者の書いていることが入ってこないし、小説では情景がまったく頭に浮かんでこないのです。
国語は日本語だから勉強しようがない。勉強しても意味がない。勉強しなくてもできる。そういう人はこういう状況になります。
また大学入試の1つめの学校はいくら文章を読んでも意味が分からず、まったく適当な答えを書くということになってしまいました。2校目からは集中してできたので緊張も良くないと思います。公立入試では緊張に気をつけて下さい。
ですが、それと関係なく日本語を読めない、文字を読めないという子が特に大手塾を辞めた後、個別指導塾で働いていた時によく出会いました。音読すると読めるんです。でも「読めるけど何書いてあるかわからない」という子。そういう子への文章を読む指導をさらに考えていきたいと思うのです。