今年の受験はある中学校で南高受験者で失敗することが多かったと聞きました。本当かどうかは確認していませんがその中で、札幌エリート塾の受験生はそこの中学の学年トップの子よりも点数を取ったそうで(しかも約30点多く)そう考えると入試に照準を合わせすすめてきた成果が出たと思います。本番に強い札幌エリート塾。
でもその生徒も途中の道コンでは3~40%の合格率だったこともあります。それでも合格は割と確信していました。なぜそうなるか説明します。現在の中2以下の生徒さんは来年以降の受験に役立ててください。
まず札幌エリート塾は意外と勉強量が多い塾なんです。通常のワーク5教科。家庭学習用iワーク5教科。これが中1~中3までですが中3はさらに入試対策用サミングアップが5教科あります。中3は4月の段階で15冊テキストが渡されます。通常のワークは塾内で使用します。家庭学習用iワークは毎週提出があります。入試対策用サミングアップは2週に1度提出があります。サミングアップはより効果的になるよう今年からサミングアップの範囲からテストを行っています。そして夏休みには総合ABC対策集、冬休みには最新高校入試問題集など配布されます。まず少なくとも勉強量はかなりのものだと思います。
ちなみにこれは札幌東西南北旭丘あたりを対象としているので、そこを目指さない生徒には課題の量を生徒に合わせて調節しています。これは少人数だからできることだと思います。早めに本気を出して勉強を始めること。これはとても重要です。
北海道学力コンクールの合格率は出し方は本来は合格ラインに入っていてもぎりぎりのところだと60前後の%になってきます。なのであまり合格率の数字は意識していません。むしろ学校内の順位など意識していました。
ですが中学校内順位がどうしても上がらない道コンがあるんです。それはこのあたりの人数の多い塾さんが強引に点数を上げてくる回です。私の経験で言うとその塾に在籍していたとき長期休みの後の道コンは点数を取らせるよう指示が出ていました。それは講習会に参加してくれたのに点数が下がると入会に・・・だからなんですけど。その時の塾長さんはもう退職されているのでもうそういうことはないかと思いますが、少なからずあると感じています。
講習会の後のテストで点数を取らせるというのはとても大事です。
どうやって点数を上げるかという話は置いておきます。だいたい皆さんの予想通りです。そういうところの道コンと比べるとどうしてもうちは下がっちゃいますよね。ですのでそういう時期の%は実力より下に出てくると思っております。学校内順位も下がると思っております。そこであせって志望校変更とか考えると勉強に集中できなくなります。むしろそういう道コン採点している人は合格率も高く出てくるから油断している可能性が高いな・・・と思ってチャンスだと考えています。生徒にもそう伝えて焦ることなく勉強するよう指示しています。ほぼ毎年。ですので、来年以降の受験生は自分の塾の採点がどのレベルでなされているのか気をつけてみたほうが良いです。一番良いのは事務局採点でしょうか。とにかく基準が統一されているのがいいと思います。
私たちは道コンはDIGMA採点を利用しております。DIGMA採点を使わない冬休みは全員の答案をコピーしております。そうすることでどのような間違いだったかを見直すことができます。特に知識を問う一問一答系の問題を間違えている時は入試直前でも教科書に戻らせています。ひとりひとりの答案を見ることができる人数を保つことは札幌エリート塾の大事なところだと思っております。点数を見て「あれっ」と思ってすぐ答案を見直せること。そうすると同じ×でも空欄で✖なのか、それとも正しい答えを書こうとして一字間違えて✖なのか、長篠の戦いを長しろの戦いと書いたとか。でもこれって同じ×でも復習のしかた変わってくると思いませんか?当然生徒の指示も変わってきます。
つまりまとめてみますと志望校合格に大事なのは
①他に引けをとらない勉強量
②道コンの合格率を客観的に分析
③間違えた所を分析し正しく復習する
まずこれらでしょうか。4月の道コンで志望校にまだ及んでいない人は早めにスタート切りましょう。札幌エリート塾の皆さん、もうすぐ2回目のサミングアップ提出日ですよ。