札幌エリート塾では小学生に作文指導を行っています。今年は漢字指定の作文をメインに行っています。ですが時々異なる題材の作文もあります。最近は時事問題についての意見を述べる作文も出しています。こちらは中学生でも出していきたいなと思っております。
最近小6に出したテーマでとても良いと思ったのは「修学旅行の朝を「修学旅行」という言葉を使わずに表現しなさい」でした。これは普通の「修学旅行」という作文でも使えるのではないかという技法かなと感じました。だいたい「修学旅行」の作文を書こうとすると「今日は修学旅行です」って書いてその後書けなくなるパターンが多いじゃないですか。でもあえて「修学旅行」という言葉を使わずに書くと良い表現が結構出ますね。修学旅行の他、運動会や宿泊学習など、できるかぎりその言葉を使わずに書いていくと上手な描写ができますね。
字数はあまり長くないです。だから書きやすいというのもあるかもしれません。書くことに抵抗感の無いようにと考えています。
今回の作文を3名ほどご紹介します。
①朝6時。ワクワクで目が覚めた。起きてしまったらしかたない。忘れ物が無いかチェックでもしよう。おっと早速トランプを忘れていた。
これがないと先生からかくれて友達と起きている夜も味気がなくなってしまう。
あぁまだ6時半かぁ~。2時間後にはバスに乗っている。楽しみすぎて失神しそうだ。
どうか無事に楽しく帰ってこられますように。そうおまもりにお願いして大荷物を抱え足をはずませながら学校へ向かった。
②いつもと違う特別な日。エネルギーに満ちた期待感が漂っている。生徒たちは早くから起きリュックサックを背負い衣服を整えている。友達同士が集まり笑い声がグラウンドに響く。お互いに持ち寄ったお菓子を見せ合い出発の準備をしながらみんなの楽しみを話し合う。時間が迫る中先生たちが集まるように声をかける。出発の時間が近づくにつれて期待感と緊張が入り交じる。おくれてくる男友達。これも一つの思い出になった。朝から気分が良い。みんな最高の思い出を作ろうとバスに乗る。
③今日は金曜日の朝だ。そう思いながらいつも通りおきて顔を洗った。そして朝ごはんを食べ持ち物を確認し家を出た。今日はいつもより荷物が重い。その理由は学校での思い出作りの旅に行くからだ。
学校についた。しかし早く着きすぎてまだだれもいなかった。ホテルでどうしようか考えていると友達が来た。そして八時三十分いよいよ出発の時が来た。思い出作りの旅が始まったのだ。
修学旅行という言葉を使わないと見たこと聞いたことしていること、感じたことが上手に描写されていると思います。